国内の自殺者数の推移について
~全年齢では減少したが、近年若年者の自殺は増加している~
令和6年にこども家庭庁により行われた“第7回こどもの自殺対策に関する関係省庁連絡会議”では、厚生労働省により、令和5年度の自殺者数の推移に関する資料が提出されました。
国内の自殺者総数・男女別の推移
国内の小・中・高校生の自殺者数の推移
出典:いずれも「第7回こどもの自殺対策に関する関係省庁連絡会議」より
(こども家庭庁ホームページ)(参照 令和6年12月22日)
“自殺者総数・男女別の推移”のグラフ(上)を見ると、1997年で24,391人であった総数が1998年には32,863人に大幅な増加がみられます。その後同水準で約10年程度推移し、2010年代に入ると減少傾向が見受けられます。
一方で、“小・中・高校生の自殺者数の推移”のグラフ(下)を見ると、新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めた2020年から増加し、5類感染症と位置付けられた2022年には514人と過去最多となりました。
直近では、令和5年の自殺者総数21,837人のうち、小・中・高校性の自殺者数の合計は513人でした。
少子化が続く中、子どもの自殺者数はコロナ禍から増加しており、コロナによる行動の制限などがほぼ解除されたと考えられる令和5年になってもコロナ禍以前の水準には戻っていません。自殺の要因は複合的であり、一つの原因に絞ることはできませんが、コロナ禍による社会の変化による影響はいまだに残っているものと考えられます。